生食用とは?? 肉で今 死者もでる問題になっていますが魚も同じです。
刺身で食べると言うことは 非常に危険な食べ方だとも言えます。
「ワサビ」「生姜」を添えるは 古くから消毒の意味があります。
当然 「寿司」は 酢でしめる。ネタは「漬け」にしたり「塩ふり・酢じめ」が
冷蔵庫ができるまでの 寿司でした。
当店も 魚の内臓・ウロコが触れる「まな板」「包丁」と 刺身に使う「まな板」「包丁」は 別々です。
特に 刺身用まな板には 傷をつけないよう 出刃包丁で叩くなど 絶対にしません。
キズは 雑菌の巣となり 常に「拭き取り」をしても 安心できなくなるからです。
前置きが長かったですね (^^ゞ
◆本題 「刺身でも食べられる 土佐清水さば」
高知に来られて ビックリするのが「ゴマサバ」を刺身で食べられることです。
県外にも出荷していますので 食べた方もいらっしゃるかも・・・
高知県土佐清水港は 古くから「清水さば」と呼ばれて 高知の方なら
サバと言えば 清水と答えます。
他県から見れば 「ゴマサバ」を珍重するのも不思議、ほとんどの地方では「真さば(平さば)」が主。
今日 入荷の「清水さば」
発砲スチロール箱に詰めて出荷される 一般的な「清水さば」です。
700グラム前後で 500円前後です。
店頭では「煮物」「焼き物」などの加熱用として販売しています。鮮度は良く 「しめ鯖」にする事もできます。
しかし 【生食用としては 販売していません。】
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生食用に 出荷している「土佐清水」のホームページがあります。
http://www.city.tosashimizu.kochi.jp/sight/shimizusaba/shipping.html
箱詰めにしたサバでも 一箱に3本程度 一匹の販売価格は 同じ大きさで5倍ぐらい
活魚はさらに・・・
一匹一匹 丁寧に扱うモノと 箱詰めで庶民価格に抑えて出荷すね魚とは 同じ魚でも価格が変わることを見て頂きたい
・・・見て頂ければ その扱いに対する価格は やはり 適正に高くなることを
私ども魚屋も 店頭には出しません・・・店頭に出すことで「鮮度落ち」をすれば 刺身にはなりません。
当然 予約して頂かねば対応できません。
突然 「サバの刺身はないか」というお客さんが居ます・・・??
店頭のサバを 「刺身になりますか」と聞かれて 私は「できません」と言います。
すると「鮮度が悪い魚なんですか」と言われます。(^^ゞ
どの程度のモノを刺身にするのか それは「自己責任」の範囲となり アタリやすい人もいれば 何を食べても平気な人もいます。活魚であっても アタる人もいますので・・・
また 活魚・活き締めであっても 「白身魚」よりも鮮度低下が早く どの程度まで刺身で提供するかは店主の考え方に頼るしかないのが現実です。マニュアルでは対応できません。
一匹一匹 運搬・扱い時点でキズ あるいは弱っていることも・・・また 季節【産卵期】には 普段よりも身質が弱くなります。
非常に 面倒な・取り扱いに注意して 「刺身で食べるサバ」は 提供されます。
これは なにより価格が高くても売れるからです。
「安売り」する流通にはできない事であり 長くは続きません・・・ 価格も見合わない事を 流通業者はしません。
どうか消費者の皆さん 「安さ」に なぜ?? どうしてこの価格が可能なのか・・・想像を巡らせて下さい。
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